日本国駐中華人民共和国特命全権大使丹羽宇一郎さまが在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォームへ視察訪問

　2011年4月24日、在中国の丹羽宇一郎大使ご一行が日本国在瀋陽総領事館松本盛雄総領事の案内で在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォームへご視察いらっしゃいました。プラットフォームの趙禹博会長が丹羽大使にプラットフォームの運営と発展について紹介しました。

　今回の訪問は丹羽大使が2010年7月31日大使として就任して以来初めての東北への正式な視察訪問です。そして本日在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォームへの視察は遼寧省での最初の予定でした。

中国の皆様、こんにちは。日本大使の丹羽宇一郎です。

　2010年７月31日に着任しました。私は長くビジネスマンとして中国と深く関わってまいりましたが、まさか自分が大使として中国にやってくるとは思っていませんでしたので、とても光栄に感じています。

  よく日中関係は長い歴史を持つ一衣帯水の関係であると言います。まさにそのとおりで、すでに二千年以上の交流の歴史があります。そして今後も千年、二千年と隣人としてつきあっていくことになります。

  近いことは交流を深めるのに有利であると同時に、かえってお互いの違いや不一致が目に付くことになります。しかしながら、長年の友人関係においてもそう ですが、常に相手の事を考え、お互いに努力することが重要です。私たちは、その点を踏まえつつ、二千年の交流の歴史の上に新たな日中関係を求めていく必要 があります。今や日本も中国も世界の中で責任のある地位にあります。その両国が手と手を携えて協力していくことは、日中両国の国民のみならず、世界中の 人々のためにも重要です。両国が首脳レベルで合意している「戦略的互恵関係」とは、双方のこのような姿勢の中に結実するものだと考えています。

  いまや日中関係の担い手は、政治家や外交官という一部の人々ではなく、一人一人の国民が主人公になりつつあります。中国に来て一番感じるのは、この点で す。特に、高校生や大学生などの若い人々が、国や言葉の違いを難なく乗り越えて交流を深めている姿を見ると、とても頼もしく思います。

  私は普段は北京にいますが、機会を見つけて様々な地方にも行き、できるだけ多くの方々とお会いしたいと考えています。是非、皆様と共に、永遠の未来に向かう日中関係を創っていきたいと考えています。

写真：１、北方国際傳媒センターに到着

　　　２、プラットフォームの趙禹博会長が大使を出迎える

　　　３、大使が一行がプラットフォームへ

　　　４、名刺交換

　　　５、瀋陽友好都市――札幌市の展覧スペースで

　　　６、瀋陽友好提携都市――浜松市の展覧スペースで

      7&#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#65380; 東日本大震災に関する報道コーナで

      8、日本物産アンテナショップスペースで

　　　9、日本製化粧品の展覧スペースで

　　　１０、展覧される商品の説明を聞く大使

　　　１１、日本かわいいファッションショーの衣装の展覧スペースで

　　　１２、アニメ周辺商品の展覧スペースで

　　　１３、記念写真（左からは、在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォーム会長趙禹博、日本国駐中華人民共和国特命全権大使丹羽宇一郎、日本国駐瀋陽総領事館総領事松本盛雄、在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォーム在日首席代表趙宇）