总领事致词
 大家好。我一直觉得今年的冬天较为暖和,但近一段时间气温却急剧下降,树叶几乎凋零殆尽,中国东北地区的寒冬到来了。请各位保重身体,避免伤风感冒。东日本大地震发生至今已经8个多月了,灾区恢复、重建工作正在进行之中,但其道路仍然漫长而艰巨,在没有直接受到地震与核电站事故损害的地区,谣言造成的影响也逐渐明显。在这种形势下,为吸引中国游客和促进经济交流,最近访问中国东北地区的日本各地方政府有关人士激增。我本篇致词将以此为中心,介绍一下我馆这一个多月参与的各项活动。
 
地方政府交流
10月25日,作为日本国驻沈阳的第一个地方政府事务所,佐贺县沈阳代表事务所成立了。为了纪念这项活动,佐贺县知事古川康为首的有132名成员的代表团来访。派遣这样大规模的代表团访问国外据说是佐贺县历史上的首次。辽宁省方面王珉书记为首的省内各市多位领导出席了庆祝会,祝贺事务所成立。在古川知事与王珉书记会见时,双方就今后具体的合作与交流交换了意见。关于辽宁省为打造温泉第一省&r在进行的温泉开发问题,随行的佐贺县观光协会和温泉组合的代表都表示了浓厚的兴趣。双方一致同意今后将充分利用该事务所和日本地方政府驻沈阳交流平台(JPF),进行实质性的交流与合作。
10月25日,山形县哈尔滨事务所在黑龙江省哈尔滨市举行了成立仪式。山形县自1993年与黑龙江省缔结友好关系以来,双方一直进行着高层互访等各领域的交流。在此基础上,这次山形县成立了中国国内第一个事务所。为了纪念这项活动,山形县吉村美荣子知事、县议会平弘造议长为首的之翼访,与于莎燕副省长为首的省政府、哈尔滨市政府有关人士以及当地日本人商工会相关人士一道,庆祝了事务所的成立。在吉村知事与王宪魁省长会见时,双方明确今后进一步加深经济、文化、科技、农业等领域的交流,更加密切彼此的友好关系,随行的东方水上丝绸之路贸易促进协议会和哈尔滨国际旅行社之间签署了哈尔滨市青少年艺术交流团访日的相关合同。
   11月7日,群马县知事大泽正明一行访问了辽宁省。在与辽宁省委副书记夏德仁会见时,大泽知事表达了以下几点:目前,已有许多群马县的企业在辽宁省投资,今后将进一步促进辽宁省与群马县之间的交流;关于日本核电站事故,群马县通过对境内大气中放射线含量的测定和所有农产品的检查,证明它们都是安全可靠的;群马县拥有草津等国内首屈一指的优质温泉,与打造省泉开发的辽宁省之间可以在这个领域加强交流。
11月8日,山梨县的团访阳市举办了与政府、旅游业有关人士的交流会和洽谈会。辽宁省旅游局局长和山形县观光部部长共同签署了日部与中国辽宁省旅游局关于观光交流合作的备忘录。该县负责人和富士五湖观光联盟、石河温泉旅馆协同组合等方面的有关人士组成,通过3晚4天的日程,巡访沈阳、哈尔滨、天津等市,宣传山梨县的魅力,吸引游客到该县观光旅游。
 
举办关于东日本大地震后的日本现状说明会
9月27日,我馆和JPF在沈阳市共同召开了关于东日本大地震后的日本现状说明会&r项活动是为了介绍震后日本的真实情况、消除谣言影响、鼓励中国公民访问日本而举办的,当地政府、日资企业、观光业企业等130多位有关人士到会出席。在问答环节,多数问题是有关核辐射的影响和余震的情况、旅游签证的办理等方面的,解答者基于核辐射等监测结果,对日本的安全性进行的回答每次都得到热烈的掌声,让人感受到对日本观光充满积极性的氛围。我认为总领事馆今后也要积极介绍日本的现状,增进理解、消除谣言影响。
 
与青少年的交流活动
10月14日,我在沈阳市的东北育才外国语学校发表了题为大地震后日本的现状&r讲。该校实行初高中一贯制教育、每年有许多学生为了在日本的大学等学习而来到日本。这次演讲是应校方希望了解有关震后日本现状的真实信息这一请求而举办的。我就灾区的重建状况与核电站事故的处理情况等,尽可能进行了易于理解的介绍,鼓励他们放心地去日本留学和观光。在演讲后回答问题环节,学生们提出了最近日元升值给留学带来的影响和就业难的困扰、地震对留学政策的影响和物价动向、灾区义工活动的结构等问题,让人感到他们的浓厚兴趣。
   10月27日,我在沈阳市的东北大学以&l震后日本的课题表了演讲。在演讲中,除了震后的现状,我还介绍了日本今后的发展战略和财政等中长期课题,努力加深同学们的理解。演讲后回答问题环节,除了有关地震和核事故的问题外,同学们还提出了日本的原子能政策、日元升值和人民币汇率管理等经济问题和日本的首相更换、安全保障等政治问题,大学生们以不同于中学生的视角观察日本,这点给人留下了深刻的印象。
   10月29日,英杯吉林省大学生日语演讲大赛市举办。该演讲大赛由东京育英学园和当地的政府机关等共同举办,每年一次,我馆和当地的日本商工会作为后援单位。长年坚持的结果,这项演讲大赛已经发展成为该省的一个重要活动。吉林省本来就是日语学习盛行的地区,期待通过这个大赛,学生们学习日语的积极性更加高涨,日语能进一步得到普及。我馆也将积极支持这项大赛。
 
经济交流
    11月3日,公益财团法人日本生产性本部的松川昌义理事长访问了沈阳,与辽宁省中小企业厅赵连生厅长签署了关于友好合作的意向书是基于日本生产性本部的意向,由我和JPF从中介绍而实现的一个具体成果。今后,双方将在中小企业的投资等相关的信息交换、人才培养&m以及中小企业双向对接和互派经济考察团、举办研讨会等方面进行合作。期待以此为契机,在派遣人才、吸引投资、开拓市场、技术指导等领域里,与日中两国的需求相适应的双方中小企业交流将以当地为起点得到加强。我想总领事馆也要在倾听各领域有关人士意见的基础上,提供最大限度的支持,进一步促进日中两国多领域的交流。
 
 以上,我介绍了我馆最近的活动。各位对此有何意见和建议请不吝赐教。
 
 2011年11月
日本国驻沈阳总领事
松本 盛雄
総領事メッセージ
皆様いかがお過ごしですか。今年はやや暖冬かと思っていましたが、このところ急速に気温が下がり、木々の葉がほとんど落ち、中国東北地方にまた厳しい冬がやってきました。どうぞ体調管理に気をつけ、風邪など召さぬようお過ごしください。東日本大震災発生から8ヶ月余りが経ち、被災地では復旧復興が進んでいますが、その道のりは引き続き長く厳しいものがあり、また、地震や原発事故による直接的な被害を受けていない地域でも風評被害による影響などが顕著になっています。このような状況の中、中国からの観光客誘致や経済交流促進のために、最近中国東北地方を訪れる日本の各地方自治体関係者が急増しています。今回はこれらを中心にこの1ヶ月の間に当館が関係した種々の活動についてご紹介します。
■地方自治体交流
1025、瀋陽市に日本初の地方自治体事務所として佐賀県瀋陽代表事務所が開設され、これを記念して、古川康佐賀県知事をはじめとする132名の訪問団が訪れました。このような大規模訪問団の海外派遣は佐賀県史上初めてだということです。祝賀会には遼寧省から王珉書記をはじめ省内各市の指導者が多数出席し事務所開設を祝いました。古川知事と王書記との会見では、今後の具体的な協力や交流について意見交換が行われ、特に遼寧省が「温泉第一省」を目指して進めている温泉開発については、同行した佐賀県の観光協会や温泉組合の代表者が高い関心を示し、今後、同事務所及び在瀋陽日本地方自治体交流プラットフォーム(JPF)などを活用しながら実質的な交流と協力を実施していくことで合意しました。 10月25日には、黒龍江省ハルビン市で山形県ハルビン事務所の開設式典が行われました。山形県は1993年の友好関係締結以来、黒竜江省とハイレベルの相互訪問をはじめ様々な分野での交流を行っていますが、今回、中国における初の事務所設立に至りました。これを記念して、山形県からは吉村美栄子知事、平弘造県議会議長はじめ「友好の翼」訪問団一行が来訪し、于莎燕副省長はじめとする省政府関係者、ハルビン市政府関係者及び当地の日本商工会関係者らとともに事務所開設を祝いました。吉村知事と王憲魁省長との会見では、今後、経済、文化、科学技術、農業等の分野の交流をさらに深め、友好関係をより一層強化することが確認され、同行した東方水上シルクロード貿易促進協議会とハルビン国際旅行社との間で、ハルビン市青少年芸術交流代表団訪日に係る契約が調印されました。 11月7日、大澤正明知事群馬県一行が遼寧省を訪問しました。夏徳仁遼寧省党委副書記との会見で、大澤知事は、これまで多くの群馬県企業が遼寧省に進出しているが今後は遼寧省と群馬県との交流も促進していきたい、日本における原発事故との関連で群馬県では大気中の放射線量の測定や全ての農産品に対する検査を実施し安全を確認している、群馬県には草津温泉など国内屈指の良質な温泉があり、「温泉第一省」を目指し温泉開発を進めている遼寧省との間ではこの分野で交流を強化していくことができる、といった点を説明しました。 11月8日、山梨県の「中国観光キャラバン隊」が遼寧省を訪れ、瀋陽市内で政府関係者、観光業界関係者との交流会や商談会を開催し、遼寧省旅遊局長と山梨県観光部長との間で「日本国山梨県観光部と中国遼寧省旅遊局との観光交流協力に関する覚書」が署名されました。このキャラバンは、県担当者や富士五湖観光連盟、石和温泉旅館協同組合等の関係者一行が、34日の日程で瀋陽ハルビン天津の各都市を巡り、山梨県の魅力をPRし、同県への観光客を呼び込もうというものです。
■「東日本大震災後の日本の現状に関する説明会」の開催
927、瀋陽市において、当館とJPFの共催で「東日本大震災後の日本の現状に関する説明会」を開催しました。これは震災後の日本の実情を説明し、風評被害の解消を図り中国人の日本への渡航を奨励するために行ったもので、当地政府、日系企業、観光関連企業など関係者130名あまりが参加しました。質疑応答では、放射能の影響や余震の状況、観光査証の取り扱いなどに関する質問が多く、説明者から、放射能などモニタリング結果に基づき日本の安全性についての回答が行われるたびに拍手が起こるなど、日本観光に対する前向きな雰囲気が感じられました。当館としてはこれからも日本の現状を積極的に発信し、理解増進を図り、風評被害解消につなげていきたいと考えています。
■青少年との交流活動
1014、私は瀋陽市の東北育才外国語学校で「大震災後の日本の現状」と題する講演を行いました。この学校は中高一貫教育で毎年多くの生徒が日本の大学等で学ぶために日本へ渡航しています。今回の講演は震災後の日本の現状について正しい情報を得たいとの学校側の要望を受けて実施しました。私は被災地の復興状況や原発事故の処理状況等についてできるだけわかりやすく説明し、安心して日本に留学や観光に行ってもらうことを奨めました。講演後の質疑応答では、最近の円高が留学に及ぼす影響や就職難の懸念、震災による留学政策への影響や物価の動向、被災地でのボランティア活動の仕組み等に対する質問が行われ、生徒たちの関心の高さが感じられました。 10月27日には、瀋陽市の東北大学において「大震災後の日本の課題」と題する講演を行いました。この講演では、震災後の現状の他、日本の今後の成長戦略や財政経済政策といった中長期的な課題についても説明し、理解を深めてもらうように努めました。講演後の質疑応答では、震災や原発事故に関する質問の他に、日本の原子力政策、円高や人民元レート管理などの経済問題や日本の首相交代、安全保障などの政治問題に関する質問も多く出され大学生たちが高校生とは異なる視点で日本を見ていることに印象づけられました。 10月29日、吉林省長春市で「第7回育英杯吉林省大学生日本語弁論大会」が開催されました。この弁論大会は、東京育英学園と当地の政府機関等が共催で毎年開催しているもので、当館や現地の日本商工会も後援しています。長年継続してきた結果、この弁論大会はすでに同省におけるひとつの重要なイベントとなっています。吉林省はもともと日本語学習が盛んな地域ですが、この大会を通じて学生たちの日本語学習に対する意欲がさらに向上し、日本語普及が図られることを期待しています。当館も、この大会を引き続き積極的に支援していくつもりです。
■経済交流
113、松川昌義公益財団法人日本生産性本部理事長が瀋陽市を訪問し、趙連生遼寧省中小企業庁庁長との間で「友好協力に関する意向書」に署名しました。これは日本生産性本部の意向を踏まえ、私とJPFが仲介し実現した一つの具体的成果です。今後、双方は中小企業の投資経営等に関する情報交換、人材育成&#' target='_blank'>#' target='_blank'>#' target='_blank'>#12539;交流及び双方向での中小企業ビジネスマッチングや経済視察団派遣、シンポジウムの開催等において交流を進めていくことになります。これを契機に人材派遣、投資誘致、市場開拓、技術指導など、日中双方のニーズにマッチした日中の中小企業交流が当地を起点に促進されることが期待されます。当館としても、日中双方の多岐にわたる分野での交流が一層促進されるよう、多くの分野で関係者の方々のご意見を聞きながら、できる限り支援していきたいと考えています。
以上、当館の活動についてご紹介しました。ご意見ご要望などありましたら、ご遠慮なくご連絡ください。
2011年11月
在瀋陽日本国総領事
松本 盛雄





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